海外旅行に潜む危険 感染症予防 | 感染症 | お役立ち情報 | 株式会社 東邦微生物病研究所

カテゴリー

  LINEで送る  
依頼書ダウンロード ア ク セ ス 初めての方へのご案内 検査ご案内 営業部アッピール 技術的事項のお問い合わせ 許認可

海外旅行に潜む危険 感染症予防

 

 

近年、日本に留まらず海外へ旅行する日本人が増加しています。法務省の資料によると、2007年の年間海外旅行者数の統計では2006年は2000年についで第2位となっており、約1750万人に及びました。

しかし、海外旅行者数の増加の一方で、海外で感染症に罹ってしまう日本人が増加している事実があります。これは、海外での生活を日本と同じように生活してしまっていることが原因だと言われています。

 

旅行を楽しむ為にいくつかの感染症の予防法を紹介したいと思います。

旅行前の予防

まず、旅行前の感染症の予防についてです。体調を整える事からはじめ各旅行先の感染症を調べ、予防接種を受けておくと良いでしょう。

また、ワクチンの種類によっては数回投与しなければならないものもありますので早めに医師に相談することをお勧めします。南アメリカや中央アフリカのように、黄熱の予防接種証明書の提出が義務づけられている国もあるため旅行先の国の事を良く知ることが必要となります。

旅先での予防

次は、旅行中に気をつける事についてです。食べ物、飲み物は日本のように衛生状態は良くありません。生ものはもちろんの事、いたみやすい乳製品、カットされたフルーツは避けて食べ物は十分に加熱したものを食べましょう。

食べ物は調理器具からも感染が考えられますので高級料理店といえども安心は出来ません。食べ物が原因の感染症として赤痢、コレラ、A型肝炎があり、体に下痢(赤痢、コレラ)または倦怠感、黄疸(A型肝炎)をもたらします。生水で食品を洗うのも禁止です。

また、水道水も口に入れないようにしましょう。つい忘れがちなのが歯磨きやうがいです。現地の生水ではしないよう注意が必要です。氷も同様に現地の生水からできている事が多いため口に入れないようにしましょう。

水はミネラルウォーターを買って飲むようにすることを強くお勧めします。

生水をどうしても飲む場合は、沸騰させたものを飲むようにしましょう。

感染症は虫や動物からの感染も考えられます。蚊が原因の感染症としてマラリア、デング熱、日本脳炎、黄熱などがあります。

後者2つは予防接種によって防げますが、前者2つは防虫することが予防となります。マラリアを運ぶハマダラカという蚊は特に夜に活動する傾向があるため夜の外出を控えることで予防できます。

長袖、長ズボンの服装に加え、防虫スプレーを持っていくと良いでしょう。動物からの感染としては狂犬病が考えられ、現地の猫、犬、キツネなどから噛まれることによって感染します。

発病すると死亡する率が高いため、噛まれた場合すぐに現地の病院へ行き、ワクチンを接種してもらいましょう。また、海外の動物にむやみに触ろうとしないよう心がけましょう。

湖畔や川などの水場に裸足で入らないようにしましょう。皮膚を破り住血吸虫が体に入り、感染症を起こします。安全かわからない水場には入らないようにするか、もしくは長靴を装着するのが良いでしょう。

帰国後の注意点

海外旅行から帰国後の注意について。感染症の中には潜伏期という期間があり、すぐには症状がでない感染症があります。

海外には潜伏期が長い感染症がたくさんあり、帰国後に体調の変化があればまず海外での感染症を疑い早めに医療機関へ行き医師に海外へ行ったことを伝えた上で診察してもらうと良いでしょう。

 

今回紹介した注意事項は各国すべてにあてはまることではありませんが、海外を楽しく旅行するためには気をつけておくと良いでしょう。

旅行を楽しく過ごすため旅行先の国のことをよく調べ、予防法を知ることが大事です。