冬に冷蔵庫の大掃除を!
年末の大掃除には、冷蔵庫や冷凍庫も忘れず大掃除をしていますか?
普段から中々掃除しない、あるいはできない所として、冷蔵庫や冷凍庫が上げられると思うのですが、その理由として筆頭に来るのが「常に食品が入っているし、掃除の間、食品を常温に出しておいたら腐ってしまう」という所でしょうか。
となると、冬場は冷蔵庫・冷凍庫の大掃除をするのに最適と言えます。
もし、まだ掃除をしていないようであれば、計画的に庫内の在庫を減らして、この時期に一度大掃除されることをお勧めします。
食品を保管する庫内が汚れていては、新しく入ってくる食品を次から次へと汚染していくことになるからです。
冷蔵庫の掃除から始めましょう。
冷蔵庫内天井と壁面
液状の食品飛沫が飛んだりして、意外に汚れています。乾いた汚れにカビが発生している場合もあります。湿らせた布巾などで汚れを拭き取り、カビが発生している場合には漂白剤(次亜塩素酸200ppm)が有効です。使用方法や濃度は、薬剤裏書きを参照して下さい。
冷蔵庫内の棚板とスノコ
直接食品と接触するため、最も汚れる頻度が高く、かつ最も食品を汚染する頻度が高い部分と言えます。汚れを落とした後、可能であれば庫内を掃除している間に漂白剤に漬け込んでおくと良いでしょう。
冷蔵庫内底面
流れ落ちた結露水や食品残渣が溜まり、そこに雑菌が繁殖して、ひどいときにはスライム(汚れと雑菌によるゼリー状や膜状の汚れの塊)を形成している時もあります。汚れは完全に取り去っておきましょう。
結露水を抜く穴がある場合は、そこに汚れが溜まっておらず、滞りなく水が排出されることも確認しておくと良いでしょう。水が溜まったままになっていると雑菌が繁殖しやすい上、水はね等によって保管食品を汚染しやすい状態になります。
冷風吹き出し口
ここには埃が溜まりやすく、溜まった埃にカビが発生している場合もあります。この部分を掃除する時だけは電源を切り、ファンを止めて汚れを取りましょう。
パッキンとパッキン接触部分
意外に忘れられやすい部分ですが、ここに汚れが溜まっていることがよくあります。上側には落下してきた汚れ(埃等)が、底面には結露水により吸着された汚れやカビが、そして側面には開閉時に手から移った汚れが付着していることが多いです。
もし、割れたり、弾力を失い、開閉時の吸着力が弱くなっているようであれば冷却不足となりやすいので、修理(あるいは交換)した方が良いでしょう。
取手
取手の内側は、開閉時に手でよく掴む部分である割に、掃除がしにくいのでおろそかになりやすい部分です。掃除の仕方を工夫して、内側を重点的に掃除してみて下さい。
次に冷凍庫の掃除をしましょう。
冷蔵庫が終わったら、冷蔵庫に冷凍庫内の食品を移して冷凍庫内も同様に清掃しましょう。
可能ならば氷温やチルドにしておくと、掃除の間くらいであれば冷凍食品が解凍されずにすみます。この時、特に、氷結した結露や霜は取り去っておきましょう。庫内の容量が減るだけでなく、冷却不足になる場合があります。
また、雑菌は冷凍によって完全に死滅することはないので、氷結した氷の中に雑菌をも温存することになるのです。
雑菌入りの氷がデフロスト(霜取り)時に溶解
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食品が汚染される
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デフロスト(霜取り)終了後、汚染されたまま再び凍結される
この流れがただの雑菌ではなく、食中毒菌だったとしたら大変です。凍っているし、腐らないから大丈夫、とは言い切れないのです。
大掃除が終了したら、この機会に食品を食品の種類別(肉、魚、野菜、加熱品)に整理整頓して保管することもお勧めします。
そうしておくと在庫管理がしやすく使いやすいだけでなく、万が一いずれかの食品が食中毒菌に汚染されていても、色々な食品に菌がばらまかれることを防げます。
生魚に腸炎ビブリオ(主に海産物に付着している)が付着していた
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近くにあったサラダにも付着 生魚は焼いて調理
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海産物ではないのに 加熱されて腸炎ビブリオは
サラダを食べて 殺菌される
腸炎ビブリオ食中毒に!
食品を元通りしまったら、最後に冷蔵庫の吸気ファン(ない場合もある)が埃で目詰まりしていないか確認して下さい。もし目詰まりしていたら、エアコンのフィルター掃除同様、埃を取り除いておきましょう。
今回は大掃除として、まとめて全部の部分を掃除しましたが、例えば今週は庫内底面だけ、来週は庫内壁面だけ、月1回ファンの確認といったように普段から部分的に少しずつ掃除するようにすると、在庫管理にもつながる上、清潔で衛生的な冷蔵庫・冷凍庫が保たれるのでお勧めです。




