水道法・水質管理目標設定項目 | 水質検査 | 水質検査 | 株式会社 東邦微生物病研究所

水道法・水質管理目標設定項目

浄水処理工程の管理指標として、重要な位置付けにある水質管理目標設定項目の目標値。
水道基準項目に準じた精度の高い検査結果を迅速にご報告いたします。
浄水施設のプロセス管理の指針値として、是非ご活用ください。

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水質管理目標設定項目とは、水質基準を補完するため、水質管理上留意する項目として設定されています。

各項目には、目標値が定められ、人の健康に影響を与えるおそれのあるもの、浄水工程での管理指標となるもの、「おいしい水」を目指すために設定されたものなどがあります。

水質基準項目と重複する項目もあり、数値的には基準項目より、厳しい目標値となっており、現在27項目があります。

 

水質管理目標設定項目の検査のご案内

検査項目の組合せ、検査頻度に応じた検査価格となっています。

お見積りいたしますので、弊社営業部までお問い合わせください。

 

水質管理目標設定項目は、下記の26項目が設定されています。(平成27年4月改訂)

No.

検査項目

目標値

定量

下限値

(mg/L)

最小

試料量

(mL)

納期

(営業日)

項目の説明

1

アンチモン及びその化合物

0.02mg/L以下

0.002

100

5

天然水中にはほとんど存在しない。半導体材料などに使用され汚染源は工場排水がある。目標値は、毒性を考慮して定められています。

2

ウラン及びその化合物

0.002mg/L以下(暫定)

0.0002

100

5

放射性同位元素を含み、花崗岩などに広く分布する。目標値は、毒性を考慮して定められている。

3

ニッケル及びその化合物

0.02mg/L以下

0.002

100

5

汚染源は、鉱山廃水や工場排水、ニッケルメッキの溶出がある。目標値は、毒性を考慮して定められている。

4

削除

         

5

1,2-ジクロロエタン

0.004mg/L以下

0.0004

100

14~

揮発性有機化合物で、合成樹脂原料、有機溶剤、殺虫剤などに使用される。目標値は発ガン性を考慮して定められている

6

削除

         

7

削除

         

8

トルエン

0.4mg/L以下

0.04

100

14~

揮発性有機化合物で、塗料、染料、香料、接着剤などの原料に使用される。目標値は、毒性を考慮して定められている。

9

フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)

0.08mg/L以下

0.008

100

14~

プラスチックの可塑剤として使用されている。目標値は、環境ホルモン(内分泌撹乱作用)の疑いを考慮して定められている。

10

亜塩素酸

0.6mg/L以下

0.06

100

14~

二酸化塩素による消毒副生成物として生じる。目標値は、毒性を考慮して定められている。

11

削除

         

12

二酸化塩素

0.6mg/L以下

0.06

100

14~

水の消毒や紙パルプの漂白に使用される。目標値は、毒性を考慮して定められている。

13

ジクロロアセトニトリル

0.01mg/L以下(暫定)

0.001

100

14~

水中の有機物と塩素が反応して生成される消毒副生成物である。目標値は毒性を考慮して定められている。

14

抱水クロラ-ル

0.02mg/L以下(暫定)

0.001

100

14~

水中の有機物と塩素が反応して生成される消毒副生成物。医薬品の原料にも使用される。目標値は毒性を考慮して定められている。

15

農薬類(120項目)次表参照

検出値と目標値の
比の和として1以下

—–

—–

水道水で検出される可能性が高い農薬120種類についてそれぞれの目標値を設定し、総農薬方式という評価方法を用いる。目標値は、地域の状況を適切に考慮して設定した測定対象農薬について総農薬方式により検出指針値が1を超えないように定められている

16

残留塩素

1㎎/L以下

0.1

100

3

塩素消毒後に残留する塩素であり、0.1mg/L以上確保することが義務付けられているが上限は決まっていない。目標値は、臭いの観点から定められている。

17

カルシウム、マグネシウム等(硬度)

10㎎/L以上
100㎎/L以下

0.1

250

5

水質基準値は石鹸の泡立ちへの影響を考慮して定められている。目標値はおいしい水の観点から定められている

18

マンガン

0.01mg/L以下

0.001

100

5

水質基準値は、着色を防止する観点から定められている。より質の高い水道水の供給を目標として定められている。

19

遊離炭酸

20mg/L以下

0.5

250

5

 水道水中の炭酸であり、目標値はおいしい水の観点から定められている。

20

1,1,1-トリクロロエタン

0.3mg/L以下

0.001

100

14~

揮発性有機化合物であり、ドライクリーニング剤、金属脱脂洗浄剤に使用される。目標値は臭味発生防止の観点から定められている。

21

メチル-t-ブチルエーテル(MTBE)

0.02mg/L以下

0.002

100

14~

ガソリンのオクタン価向上剤や溶剤に使用される。目標値は臭味発生防止の観点から定められている。

22

有機物等(KMnO4消費量)

3mg/L以下

0.2

250

3

水中の有機物量の指標。多い場合は渋みを感じる。目標値は、おいしい水の観点から定められている。

23

臭気強度(TON)

3以下

1

1000

7~

水が持つ臭いの強さを示す。目標値は、おいしい水の観点から定められている。

24

蒸発残留物

30㎎/L以上
200㎎/L以下

1

250

5

水質基準値は、味覚の観点から定められている。目標値は、おいしい水の観点から定められている。

25

濁度

1度以下

0.1

100

3

水質基準値は、肉眼でほとんど濁りを感じないことを考慮して定められている。より質の高い水道水の供給を目標として定められている。

26

pH値

7.5程度

 

100

3

水質基準に定められている。目標値は給水管の腐食防止の観点から定められている。

27

腐食性(ランゲリア指数)

-1程度以上とし、
極力0に近づける

 

250

5

水の金属腐食性を示すもの。水道施設の維持管理の観点から目標値が定められている。

28

従属栄養細菌

1mlの検水で形成される
集落数が2,000以下(暫定)

0

200

14~

生育に有機物を必要とする細菌のことです。水道水の清浄度の指標であり、集落数が少ないほど水道水が清浄な状態であることを示します

29

1,1-ジクロロエチレン

0.1mg/L以下

0.01

100

14~

揮発性の有機化合物で地下水汚染物質の1つです。家庭用ラップ、食品包装用フィルムの原料などに使用される。

30

アルミニウム及びその化合物

0.1mg/L以下

0.01

100

5

地球上に広く分布し、土壌中に豊富に含まれる金属元素です。自然水中は低濃度であるが、鉱山廃水、工場排水、温泉水から汚染する。また、浄水場では凝集剤としても使われている。

 

農薬類(120項目)                  平成27年4月改訂

厚生労働省は、 農薬類の分類見直しについて、平成25年3月28日、自治体等の各関係機関宛に通知しました。 
今回の見直しにより、対象農薬リスト掲載農薬類として120物質となりました。
従前の102物質(第一候補群)にリストされていた87物質に 新たな33物質が追加されています。
 

番 号

農 薬 名

目標値

(㎎/L)

番 号

農 薬 名

目標値

(㎎/L)

番 号

農 薬 名

目標値

(㎎/L)

1

1,3-ジクロロプロペン (D-D)

0.05

41

クロロタロニル (TPN)

0.05

81

フェニトロチオン (MEP)

0.003

2

2,2-DPA (ダラポン)

0.08

42

シアナジン

0.004

82

フェノブカルブ (BPMC)

0.03

3

2,4-D (2.4-PA)

0.03

43

シアノホス (CYAP)

0.003

83

フェリムゾン

0.05

4

EPN

0.004

44

ジウロン (DCMU)

0.02

84

フェンチオン (MPP)

0.006

5

MCPA

0.005

45

ジクロベニル (DBN)

0.01

85

フェントエート (PAP)

0.007

6

アシュラム

0.2

46

ジクロルボス (DDVP)

0.008

86

フェントラザミド

0.01

7

アセフェート

0.006

47

ジクワット

0.005

87

フサライド

0.1

8

アトラジン

0.01

48

ジスルホトン (エチルチオメトン)

0.004

88

ブタクロ-ル

0.03

9

アニロホス

0.003

49

ジチアノン

0.03

89

ブタミホス

0.02

10

アミトラズ

0.006

50

ジチオカルバメ-ト系農薬

0.005

(二硫化炭素として)

90

ブプロフェジン

0.02

11

アラクロール

0.03

51

ジチオピル

0.009

91

フルアジナム

0.03

12

イソキサチオン

0.008

52

シハロホッププチル

0.006

92

プレチラクロール

0.05

13

イソフェンホス

0.001

53

シマジン (CAT)

0.003

93

プロシミドン

0.09

14

イソプロカルブ (MIPC)

0.01

54

ジメタメトリン

0.02

94

プロチオホス

0.004

15

イソプロチオラン (IPT)

0.3

55

ジメトエート

0.05

95

プロピコナゾール

0.05

16

イプロベンホス (IBP)

0.09

56

シメトリン

0.03

96

プロピザミド

0.05

17

イミノクタジン

0.006

57

ジメピペレート

0.003

97

プロベナゾール

0.05

18

インダノファン

0.009

58

ダイアジノン

0.005

98

ブロモブチド

0.1

19

エスプロカルブ

0.03

59

ダイムロン

0.8

99

ベノミル

0.02

20

エディフェンホス (エジフェンホス、EDDP)

0.006

60

ダゾメット

0.006

100

ペンシクロン

0.1

21

エトフェンプロックス

0.08

61

チアニジル

0.1

101

ベンゾビシクロン

0.09

22

エトリジアゾール (エクロメゾール)

0.004

62

チウラム

0.02

102

ベンゾフェナップ

0.004

23

エンドスルファン (ベンゾエピン)

0.01

63

チオジカルブ

0.08

103

ベンタゾン

0.2

24

オキサジクロメホン

0.02

64

チオファネートメチル

0.3

104

ペンディメタリン

0.3

25

オキシン銅 (有機銅)

0.03

65

チオベンカルブ

0.02

105

ベンフラカルブ

0.04

26

オリサストロビン

0.1

66

テルブカルブ (MBPMC)

0.02

106

ベンフルラリン (ベスロジン)

0.01

27

カズサホス

0.0006

67

トリクロピル

0.006

107

ベンフレセ-ト

0.07

28

カフェンストロール

0.008

68

トリクロルホン (DEP)

0.005

108

ホスチアゼ-ト

0.003

29

カルタップ

0.3

69

トリシクラゾール

0.08

109

マラチオン (マラソン)

0.05

30

カルバリル (NAC)

0.05

70

トリフルラリン

0.06

110

メコプロップ (MCPP)

0.05

31

カルプロパミド

0.04

71

ナプロパミド

0.03

111

メソミル

0.03

32

カルボフラン

0.005

72

パラコ-ト

0.005

112

メタム (カ-バム)

0.01

33

キノクラミン (ACN)

0.005

73

ピペロホス

0.0009

113

メタラキシル

0.06

34

キャプタン

0.3

74

ピラクロニル

0.01

114

メチダチオン (DMTP)

0.004

35

クミルロン

0.03

75

ピラゾキシフェン

0.004

115

メチルダイムロン

0.03

36

グリホサート

2

76

ピラゾリネ-ト (ピラゾレ-ト)

0.02

116

メトミノストロビン

0.04

37

グルホシネ-ト

0.02

77

ピリダフェンチオン

0.002

117

メトリブジン

0.03

38

クロメプロップ

0.02

78

ピリブチカルブ

0.02

118

メフェナセット

0.02

39

クロルニトロフェン (CNP)

0.0001

79

ピロキロン

0.04

119

メプロニル

0.1

40

クロルピリホス

0.003

80

フィプロニル

0.0005

120

モリネート

0.005

(1) 水質基準への分類要件に適合する農薬については、個別に水質基準を設定する。

(2) 上記(1)に該当しない農薬については、下記の式で与えられる検出指標値が1を超えないこととする総農薬方式により、水質管理目標設定項目に位置付けられます。

 計算式

   ここに、DIは検出指標値、DViは農薬iの検出値、GViは農薬iの目標値です。

 

(3) 目標値が — の農薬は、平成25年度中にパプリックコメント手続き等を実施した後に目標値が、改正される予定です。

 

報告

目標値超過の検査結果が得られたときは、速報にてご連絡します。また、再検査につきましては迅速に対応いたしますので、ご相談ください。
目標値超過、水質変化などの原因調査につきましては、現地調査、貴施設の浄水工程などを十分把握の上、有効なアドバイスをさせていただきます。

 

関連外部リンク

厚生労働省・水質基準項目と基準値

厚生労働省「水質管理目標設定項目の検査方法」