塗抹鏡検
各種材料の塗抹標本の顕微鏡検査により、採取部位の細菌の有無と菌量及び菌種を迅速に特定する検査です。
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一般細菌類の菌種の同定は、原則的に培養同定検査が前提となりますが、特定の検査材料については、グラム染色などを用いた鏡検によって、疑われる病態から病原菌の推定が可能です。 抗酸菌では、検体中の抗酸菌のみを選択的に染色して鏡検することで短時間で結果が得られ迅速検査として有用ですが、検体中の菌数が少ない場合は培養検査によらなければなりません。 抗酸菌の塗抹鏡検には、蛍光顕微鏡による「蛍光法」と光学顕微鏡による「チールネルゼン染色法」があり、「結核菌検査指針」では高感度の蛍光法を推奨しています。 |
しかし、夾雑物が蛍光を出して紛らわしい所見を呈することがあることから、少ない菌数の検体では、チールネルゼン染色法で再確認することを勧めています。
そのため、高感度の「蛍光法」で陽性となった検体について「チールネルゼン染色法」で再確認することによって、高感度、高精度の検査が可能となります。
真菌類は、発育速度が遅いため塗抹標本の鏡検によって真菌を推定することは臨床的に重要です。皮膚科領域の検体(爪/毛髪/皮膚など)の標本は、無染染色標本(KOH標本)を作成して鏡検します。
塗抹鏡検の検査のご案内
細菌感染症の診断には、喀痰、尿、膿、血液などの検体から原因菌を特定することが不可欠です。
検査内容の詳細、お見積りにつきましては、弊社営業部までお気軽にご相談ください。
検査内容
検査方法は、下記のとおりです。
一般細菌
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検査項目 |
検査材料・量 |
保存方法 |
検査方法 |
所要日数 |
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塗抹 |
尿・喀痰/その他 |
冷蔵 |
グラム染色法 墨汁法 芽胞染色法 ヒメネス染色法 |
1~3 |
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抗酸菌
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検査項目 |
検査材料・量 |
保存方法 |
検査方法 |
所要日数 |
|
|
塗抹 |
喀痰/その他 |
冷蔵 |
蛍光法、 |
1~3 |
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真菌
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検査項目 |
検査材料・量 |
保存方法 |
検査方法 |
所要日数 |
|
塗抹 |
爪・皮膚/その他 |
室温 |
40%KOH法 |
1~3 |
報告
顕微鏡写真の添付をご希望される場合、予めご相談ください。
最新の撮影システムを用いた画像をご提供できます。





