落下細菌の検査 | 環境微生物検査 | 臨床検査 | 株式会社 東邦微生物病研究所

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落下細菌の検査

空中に浮遊している多くの微生物は、直接・間接的に製品を汚染し、製品品質に大きな影響を及ぼします。
品質管理において、製造環境全体の微生物汚染の実態を調査し、製品への汚染度や汚染経路を把握することが重要となります。
落下菌の検査は、清潔度評価のためのモニタリング調査に有効な手段です。
検査結果に基づき、室内壁のカビ予防対策や空調設備、清掃方法の改善対策に役立てることができます。

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環境微生物の検査方法として周知の落下菌法は、一定の大きさの平板培地を一定時間開放後、平板培地表面に落下した微生物を培養し、発育した集落数を一定時間当たりの菌数として計測する方法です。

安価で特別な装置を必要とせず簡単に検査が出来るメリットがあります。検査結果は、特定条件における製品・設備が微生物汚染される度合を現しています。

製造環境の汚染度は、自主設定した汚染度の目標レベルへの適否で評価し、逸脱している場合は、清浄化のための衛生対策を実施して改善します。

 

落下菌測定のご案内

まずは、問合せフォーム、電子メール、お電話にてお気軽にご相談ください。

施設の実情に基づいた測定計画の立案から費用までお見積りいたします。

菌種の同定までお考えの場合は、こちらのページもご覧ください。 

測定方法

落下菌法は、空中に浮遊している細菌が、自然に落下したものを培地で採取することにより、半定量的に検査します。

一定時間、蓋を開けた寒天培地に自然落下させるため、パッシーブ法のエアーサンプラーを用いる浮遊細菌検査のように空気中の菌数を定量的に評価することはできませんが、簡便で有効な方法です。

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測定計画と準備

シャーレは、微生物汚染を起こさないように取り扱いにご注意ください。

測定前にシャーレは、シャーレー内の結露が培地側に落ちないように蓋側を下にして、30分以上室温に放置して常温に戻して下さい。

人の動きや作業内容などを考慮して設置場所を予め決めておきます。

空調や人の動きで発生した気流は、微生物の沈降速度に影響するため、微生物数に大きく影響が出ます。

「始業前に空調を停止して測定」、「通常作業時の定時に定期的に測定」など目的にあった条件でサンプリングして下さい。

複数箇所でサンプリングする場合は、サンプリング時間を正確に一致させます。

 

サンプリング操作 

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蓋を開けて培地を露出し放置します。

露出中、蓋の内側が汚染されないように清潔な場所に伏せて置いておきます。                          

サンプリング時間

一般細菌数・・・5分間      真 菌 数・・・20分間

 

シャーレの識別のため、シールやマジックなどで固有番号などを裏側(培地側)に記入しておき、部屋の平面図に設置箇所等を記録しておきます。

また、施設の構造、配置、天井高さ、換気回数と強さ、作業動態とその種類、在人数、検査位置・回数などの詳細な測定条件も記録しておきます。

測定場所やサンプリング時間は固定とし、作業前、作業中、作業後などに実施した結果を所定期間蓄積してデータ解析することで、改善点がより明確となり対策が立て易くなります。

サンプリング終了

サンプリング時間経過後、静かに蓋を閉めます。この場合も、培地側は上の状態となります。
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検体返送

採取後は、他の菌が混入しないよう蓋は開けないで下さい。

保管・送付中に蓋が開かないように、テープ等で固定してください。

シャーレの蓋を下にして、冷蔵で保管して下さい。

 

落下菌検査

衛生規範に規定された検査法によって検査を行います。

一般生菌数

標準寒天培地2~3枚を床面から80cmの高さの台の上に置き、5分間開放して35±1.0℃、48±3時間培養します。

発育した集落数を計測し、シャーレ枚数からその平均値を求め、5分間当たりの落下細菌数とします。

真菌数

ポテトデキストロース寒天培地(クロラムフェニコールまたはテトラサイクリン添加)2~3枚を20分間開放し23±2.0℃、7日間培養後、細菌数と同様に真菌数を算出し、20分間当たりの落下真菌数とします。

 

報告

検査結果は、一般生菌数・真菌数の個数を報告いたします。(0以上の実数)

標準納期は、5~11日となっております。

 

各種食品の「衛生規範」における評価基準

落下細菌数(生菌数)、落下真菌数(カビ及び酵母の生菌数)は、下記の基準内であることが望ましいこととなっています。

食品種

汚染作業区域

非汚染作業区域

準清潔区域

清 潔 区 域

落下細菌

落下細菌

落下細菌

落下真菌

弁当及びそうざい

100 以下

50 以下

30 以下

10 以下

漬物(pH4.5以上の製品)

100 以下

50 以下

10 以下

洋生菓子

100 以下

50 以下

30 以下

10 以下

セントラルキッチン/カミサリー・システム

100 以下

50 以下

30 以下

10 以下

生めん類

100 以下

50 以下

30 以下

10 以下

注:落下細菌・真菌測定法は「弁当及びそうざいの衛生規範」の落下菌測定法(表-2)による。

 

 関連外部リンク

 茨城県「食の安全情報」各種衛生規範掲載