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地球温暖化とエコ

 

(この記事は、2007年寄稿のものです。)

 

梅雨が終われば、いよいよ夏本番となります。

食品を扱うメーカーや飲食店、販売店では食中毒の注意が必要な季節ですし、水質管理を行っている企業でも、夏場は特に忙しくて大変だと思います。

私たち個人でも、熱射病や夏ばてなど体調管理にも大変な季節となります。

昨年から、環境省の呼びかけで「みんなで止めよう温暖化 チーム・マイナス6%」をスローガンに始まったCOOL BIZ(クール ビズ)、

温室効果ガス削減のために、夏のエアコンの温度設定を28℃に。そんなオフィスで快適に過ごすため方法です。

総理大臣や国会議員の先生方も、上着をとりノーネクタイでお洒落なシャツ姿で仕事をされています。

官公庁や一般企業も多数、チーム・マイナス6%に参加しています。

今回はこの「マイナス6%」についての意味合いと重要性についてお話したいと思います。

 

地球温暖化は、温室効果ガスの増加により地球の平均気温が上昇、北極や南極の氷が溶け出して世界の海面が上昇し、海抜の低い島国は海に没するというもので、新聞やテレビ、ラジオ等で何度も取り上げられ皆さんご存知のことと思います。

 

そもそも、この地球温暖化の議論はNASAの大気学者ジェームス・ハンセン博士が1982年、科学雑誌「サイエンス」に投稿した論文「増大する大気二酸化炭素の気象への影響」によるものが始まりです。

論文発表の10年後の1992年、国連はブラジルのリオデジャネイロで環境と開発をテーマに首脳レベルでの国際会議「地球サミット」を開催し、「リオデジャネイロ宣言」が採択され、これを各国が実行するための行動計画として、「アジェンダ21」「森林原則声明」、さらには「気候変動枠組条約」「生命多様性条約」などが合意されました。

地球サミットから5年後の1997年には、気候変動枠組条約を実行に移すための新たな国際会議が京都で開かれ、それが「地球温暖化防止京都会議」であり、そこで議決された文章が「京都議定書」です。(京都議定書の概要は表1の通り)

 

京都議定書では、地球温暖化の原因とされる温室効果ガス(二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素など)の先進国の排出量を、2008年~2012年の間に各国が1990年時点より5.2%削減することが約束されました。

日本は6%の削減、これを実現するための国民的プロジェクト、それが「チーム・マイナス6%」です。

 

世界の温室効果ガス排出量(2004年現在)と京都会議で定められた主要国の温室効果ガス排出削減目標は下図のとおりです。

 

 

温室効果ガス排出量では、アメリカが22.1%でトップ、中国が18.1%で2位となっています。

京都会議で定められた主要国の温室ガス排出削減目標では、スイスとEUが-8%、アメリカが-7%と大きな削減目標となっています。

しかしながらアメリカは京都議定書を拒否、中国やインドは急成長し経済大国化しつつあるが、発展途上国という位置づけで排出量の削減は求められていません。

アメリカと中国で世界の温室効果ガスの総排出量の40%を占める両国が、排出量を削減しないことでは地球温暖化を抑えるどころか、全世界での温室国化ガスの削減することも困難な状態にあると思われます。

 

日本も-6%を目指しているものの、温室効果ガス排出量は増加傾向にあります(図3)。

2004年現在で、1990年より12%も増加しており目標達成のためには-18%を実現することが必要であり、非常に困難な状況にあるといえます。

 

 

地球温暖化防止というと、とてつもなく大きなテーマとなりますが、まずは私たち一人ひとりができることをコツコツと初めてはいかがでしょうか?

 

・ 夏場のエアコンの設定温度は28℃

(電気は石油で発電されているので節電はCO2削減につながる)

・ 節水に努める

   シャワーや水の出しっ放しをしない

   (ガスや電気を使って暖めた水を無駄にしない)

・ 車のアイドリングをストップ

   (ガソリンの節約でCO2削減につながる)

・ スーパーのレジ袋をもらわない

   (レジ袋は石油からつくられている)

・ 冷蔵庫やエアコンの買い替えるときは、高くても省エネ製品を選択する

   (ランニングコストが安く長い目で見れば、電気代が節約できて得する)

 

周りを見渡せば、できることが沢山あると思います。

一人ひとりのちょっとした心がけが集まって大きな力になり、さらには地球規模の大きな力になります。

「チーム・マイナス6%」には、そんな思いが込められています。

皆さんも、身の回りのちょっとしたecoから地球温暖化防止に参加されてみてはいかがでしょうか。