水の惑星の奇跡 | その他 | お役立ち情報 | 株式会社 東邦微生物病研究所

カテゴリー

  LINEで送る  
依頼書ダウンロード ア ク セ ス 初めての方へのご案内 検査ご案内 営業部アッピール 技術的事項のお問い合わせ 許認可

水の惑星の奇跡

 

地球が生まれたころ、水の元になる水素は儚げな地球の重力では留めておけず、大半が宇宙に逃げてしまいました。
ほんの僅か留まった水素は、地球が冷えたころに酸素と結合しました。
そして、宇宙の2000万度にも及ぶ温度帯のなかで、たまたま氷点から沸点のあいだ、100度間の温度帯を永く保つこの惑星で、「水」に成ったのです。
 「水」はこの惑星を覆い、13.5億立方kmの水が地表の71%をしめます。
そして、人体の70%ほどは水で出来ています。
地球という惑星以外では、「水」という状態ではほとんど確認されていないにも関わらず、この惑星では、私たちも含め「水」であふれているのです。

 

水は、色々な元素を溶存させています。透明な水にも、色々な元素が溶け込んでいるのです。
日本は四方を海で囲まれた山国なので、地下水が移動しやすく、比較的安全な湧水や井戸水を飲用出来ていました。
その一方、大陸では平野が多く、移動しない地下水は酸素に触れることができず、重金属等を溶存させていることが多いのです。
そして、開拓や戦争、化学工業の発展などにより、地下水は化学物質や残留農薬、化学兵器などでの汚染が広がっていきます。
バングラディシュやインド・タイなどでは、地下水のヒ素汚染による健康被害が多数報告されています。

近代に入り人口が増加すると、安定した水道水の供給が求められてきました。
日本の水道事業促進はめざましい進歩を遂げたので、比較的安全な水道水が安定して供給されている現状にあります。
ただ、そのなかでも、消毒のために注入された塩素と原水中の腐植物質が反応し、発がん性のある有機塩素化合物トリハロメタン類等が生成されたり、塩素でも死なないクリプトスポリジウム原虫の問題など、継続課題は多いと思われます。

存在することが奇蹟とされる「水」。それを完全に安全な飲用水として、世界の全ての国と地域で用いるためには、さらにいくつかの課題をクリアしていくことが必要です。
この惑星には水があふれているので、ついついその希少性を見失いがちですが、いま再び、水に対する認識を再確認してみるのはいかがでしょうか?

”ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず”(鴨長明「方丈記」)
覆水盆に返らず、それがこの惑星に起こらないように祈ります。