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花火

 

いよいよ夏真っ盛り!そんな時期になってきました。

皆さん、様々な場所に出かける事もあるかと思います。海だったり、山だったり・・・

そんな中、花火を観に行かれる方も多いのではないでしょうか?夜空にど~んと打ち上がる花火!夏の夜空を、鮮やかに彩り、きれいなものです。

そんなきれいな花火なのですが、「どうして花火って、こんな色がでるんだろう?」と思った事はないですか?

 

そんな花火の色について、化学の視点からご説明したいと思います。

 

たまや~(炎色反応)

学生時代の化学の時間にやった「炎色反応」という実験を覚えていますか?

ある特定の元素を含む化合物を燃やすとその元素固有の様々な色の炎を出して燃えるというものです。

多分ガスバーナーの中に色々な金属化合物をかざしたり、化合物の水溶液を炎の中に入れたりして実験したと思います。花火の色はこの炎色反応を利用しているのです。

 

どの金属がどの色の炎を出すのかは、次のとおりです。

 

●ナトリウムを含んだ化合物   →黄色い炎

●リチウムを含んだ化合物    →赤色の炎

●カリウムを含んだ化合物    →紫色の炎

●銅を含んだ化合物       →青緑色の炎

●カルシウムを含んだ化合物   →橙赤色(だいだい)の炎

●ストロンチウムを含んだ化合物 →深赤色(リチウムとは微妙に違う)の炎

●バリウムを含んだ化合物    →黄緑色の炎

●アルミニウムを含んだ化合物  →銀(白)色の炎

●チタンを含んだ化合物     →金(錦)色の炎

 

またこれらを混合することでピンクや紫、水色やレモン色といった微妙な中間色も次々に実現されています。

 

ちなみに日本で花火が製造されるようになったのは鉄砲伝来以降で、伊達政宗、織田信長といった大名が祝賀の行事として行っていた記録も残っているようです。江戸時代になると花火を専門に扱う火薬屋も登場し、現代と同じように人気を集めていました。

明治時代になると、海外から塩素酸カリウム、アルミニウム、マグネシウム、炭酸ストロンチウム、硝酸バリウムといった多くの薬品が輸入され、それまで出せなかった色を出すことができるようになり、また明るさも大きく変化しました。

大正期には発光剤としてのマグネシウムやアルミニウムなどの金属粉が登場し、より鮮やかに、そして明るくなりそれまで以上に夜空に鮮やかな大輪の華を咲かせられるようになりました。

織田信長、徳川家康といった時の権力者達も観る事ができなかったものを、現代の庶民が観る事が出来るようになってきたのです。

これも化学の進歩のなせる業の一つです。

 

ただ、実際に花火を観に行かれる際は、そんな小難しい事は考えられず、夏の夜の風物詩をお楽しみください。