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AED「自動体外式除細動器」

 

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皆さんはAEDという装置をご存知でしょうか?

AEDとはAutomated External Defibrillatorの略で自動体外式除細動器のことです。

 

 

心筋梗塞等で突然脈が乱れ、心室細動を起こすことがあります。心室細動は心臓の筋肉が痙攣しポンプとしての機能が失われるため、全身に血液が送られない状態です。

この状態が続けば10分後にはほとんどの人が死に至ります。

応急処置として心臓マッサージと人工呼吸をしながら病院に運びますが、心室細動を起こしているときに、電気ショックを与えることにより細動を収め、本来の心臓のリズムを回復させるための装置がAED(自動体外式除細動器)です。

 

心室細動が起こった場合は、早期に除細動を行う必要があります。1分除細動が遅れるごとに7~10%救命率が減少します。血流不足による脳障害を起こさずに救命するには5分以内にAEDによる早期除細動を行う必要があります。

日本では、救急車が到着するまでの平均時間は6分です。グラフから見ると6分時の救命率は約40%です。

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このグラフを見ると心室細動が起こった場合は、いかに短時間での処置が救命の重要な要素であることがお解かりいただけると思います。

このため、平成16年7月に厚生労働省は「非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方検討会報告書」に基づき、それまでは医師や救急救命士などに限り使用を認めていたAEDを、救命の現場に居合わせた一般市民にも使用を認め、併せて積極的な普及活動を推進することになりました。

 

AEDの使い方は、心室細動を起こして意識不明に陥っていると思われる患者さんの胸に電気パッドを貼り付けて電源を入れると、自動的に心電図を解析し電気ショックが必要と解析された場合は、機械の指示に従ってスイッチを押すだけです。AEDであれば、医学的知識のない一般の人でも使えるように設計されています。

 

現在では、空港・ホテル・公共のスポーツ施設・駅等に設置され、消火器などと同様に、万一の事態が発生した際、その場に居合わせた人が自由に使えるようになっています。

 

    
大阪市営交通 地下鉄 動物園前駅 阪急電鉄 梅田駅

 

心室細動による突然死を減らすためにも、人の集まるような場所には今後AEDの整備がますます進められるようになると思います。

 

AEDの使用についての講習会は、消防本部や日本赤十字社で開催しています。

人が心室細動で倒れたとき、他に助けを求める人がいなければ、あなた自身がAEDを使わなければならない時が来るかもしれません。

この記事を読まれたのを機会に、救命処置の基本やAEDについてご勉強されてはいかがでしょうか。

 

厚生労働省ホームページ:非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方検討会報告書 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/07/s0701-3.html