妊婦さんの魚介類によるメチル水銀摂取制限 | 食品と栄養 | お役立ち情報 | 株式会社 東邦微生物病研究所

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妊婦さんの魚介類によるメチル水銀摂取制限

 

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水銀は自然界に普遍的に存在する重金属の一つです。

その中でも、メチル水銀などの有機水銀は、中枢神経に障害を起こすことが知られています。

妊婦さんの血液に含まれるメチル水銀は、胎盤を通過して胎児に移行します。

胎児は、脳などの中枢神経系の成長が極めて速く、メチル水銀による影響を受けやすい時期と考えられています。

食品安全委員会は、2005年8月にメチル水銀の評価結果をまとめ、胎児をハイリスクグループとし、妊娠している方もしくは妊娠している可能性がある方を対象として、メチル水銀の耐容週間摂取量を、体重1kg当たり、水銀に換算して2.0μg(マイクログラム:1μg=百万分の1g)と評価しました。

この評価結果を受け、厚生労働省は、妊婦に向けて魚介類の摂食についての注意喚起を行っています。

 

乳児については、母乳中のメチル水銀が低濃度であること、小児については成人と同様にメチル水銀を体内から排出できることから、平均的な食生活をしている限り心配は要りません。

男性や妊娠していない女性についても同様です。

 

魚介類は、良質なたんぱく質、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、カルシウムなどを豊富に含み、健康的な食生活を営む上で重要な食材です。

一方、概して大型の肉食性の魚類やクジラ類は、比較的高濃度のメチル水銀が含まれています。

そこで、キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロなどは、1回に食べる量を80gとし、1週間に1回までを目安とする等、妊婦が注意すべき魚の種類と摂取量の目安を示しています。

 

食品安全委員会:「実は食べている? ~自然界のメチル水銀」

http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20131127ik1

厚生労働省「これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと」

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf