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手足口病の流行について

 

新聞で「中国で手足口病の流行」と題した記事を見ました。5月6日現在で、3万人近くが感染し、死者も32名出ています。

手足口病は日本でも1995年、2000年に大流行しており、記憶に新しいのではないでしょうか。

手足口病について、その概要をご紹介します。

手足口病の流行は、梅雨期頃から夏に多く、乳児や幼児によく発症し、ウイルス性疾患として五類感染症の定点把握疾患として分類されています。

特徴は、手のひら、足の裏や口内に発疹や水泡ができます。但し、発症しても、たいていは10日ほどで自然治癒することが多く、稀に髄膜炎などの中枢神経に合併症を起こすことがありますので、高熱や頭痛が続いたり、嘔吐を繰り返すなどの場合は、できるだけ早く医師に相談してください。

手足の発疹や水泡には痛みはありませんが、口の中の水泡はやぶれてびらんや潰瘍になると痛みをともないます。小さな子供の場合、口の中の潰瘍が痛むために食事がとれず、脱水傾向になることもあるので注意が必要です。

手足口病はウイルスの感染で起こり、原因となるウイルスはいくつかあります。その代表的なものがコクサッキーウイルスA16およびA10、エンテロウイルス71と呼ばれるものです。

これらのウイルスは口腔や腸内で増殖するため、ウイルスに感染した人の鼻汁や便、咳やくしゃみなどにより経口・飛沫などの経路で感染します。

手足口病には効果的な治療はありません。

予防としては、手洗の励行、汚れた衣服は洗濯をするなど、常に清潔にしておくことが肝要です。

 

参考資料 : 日本医師会のホームページ