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衛生教育に「参画・巻き込みの原則」と「HONDAのワイガヤ研修」

 

s-kaigi  

食品を取り扱う業務に従事される方に食品衛生向上に対する参画意識を持って貰うためには、社内研修がウエイトを占め、そのため綿密な教育・研修プログラムを整備することが重要です。

しかし、講義形式による教育研修だけでは、社内に衛生意識を根付かせるためには不充分です。

或る一つのテーマの下で、「何故それが必要なのか?」「それを実行しなかったらどうなる?」「実施方法のポイントは?」というような事柄について深く思考し、そして新たなアイデア、計画の立案しうるような発展的な研修教育が不可欠です。

例えば、衛生的な手洗い法について、従業員参画による研修を実施すると、「なぜ手洗いしないといけないか」「手洗いのポイント」などが深く理解され参画意識が向上することにより、その後、従前の手法には戻ることができなくなります。

教育研修プログラムは、まず教育研修実施のための定期的な時間を決めます。

例えば、毎週月曜日の昼休み後15分、毎朝の3分間などと開催頻度を多くする代わりに開催時間は短く設定します。

1回の学習のテーマは1つとし、その内容を次回開催まで掲示しておき、質問したり問題を出したり、意見を聞いたりして全員参画の雰囲気をアレンジすることです。

 

参画・巻き込みの原則

さて、ブレイクスルー思考の一つ「参画・巻き込みの原則」の「参画」ですが、「参加」はどう違うのでしょうか?

辞書によると、「参加」とは、「仲間になるや行事や会合などに加わること」とあり、一方、「参画」とは、「計画の立案に加わること」とあり、明らかに意味が異なります。

参加は、とりあえず出席さえすればよいですが、「参画」は、計画の立案に加わり、アイデアやシステム案の立案に貢献しなければなりません。

「参画・巻き込みの原則」とは、「変革に関係し、影響を受ける人々に対し可能な限りの参画の機会を与えつづけることにより、押し付けの変化ではなく自己変革がもたらされる」という原則です。

実施方法は、小グループ単位による討論形式で行います。

但し、他人の意見を否定、分析、評価すること、職場の地位をあらわす呼称で呼ぶことは禁止です。

社員が自由に発言し、創造的に考え、前向きに提案できる環境を作り、その意見に耳を傾け採用するように努力することが、参画の意欲を高めます。

そのためには、目的の明確化、先の先を見た「あるべき姿」となる理想システムなどについて、討議すると情熱と責任感が持続します。

 

ワイガヤ研修

「ワイガヤ」とは、「ワイワイガヤガヤ」、キャリアや年齢に関係なく誰でも自由に意見を述べることができるというHondaの会議システムです。

最初はごく漠然とした議論から始まって、コンセプトが固まるに従って具体的になっていくまで何回もワイガヤを重ねます。

「やらされる」「マニュアルに従って、やっている」というレベルから、「楽しい・嬉しいから、もっと知恵を絞って、もっと前向きなことをヤル」という意識に進みます。

 

アルバイト・パートさんの衛生教育

昨今の価格競争においては、ますますアルバイトやパートの雇用が増えており、トラブル防止のため持続的な教育が重要になってきています。

しかし、アルバイト・パートの衛生教育に何時間も費やすことは難しく、一方、外部委託で衛生教育を実施することも費用面から厳しい状況です。

また、講習会を開催しても、「覚えることが多く何をどうしたら良いのか分からなくなってしまう」との声もあります。

時間を費やさずに効果的な衛生教育を行い、継続的な実行を促すには、朝礼や作業中、休憩中の雑談などを通じたコミュニケーションにより自然に浸透させる事が現実的な方法です。

また、知識を伝える伝達教育の他、知識を有効に活用出来るようにする実地教育も大切です。そのため、実際に「やらせて、考えさせ、工夫させ」も実施しましょう。