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還元気化・原子吸光光度法による総水銀の分析

 

還元気化・原子吸光光度法は、水銀を原子状の蒸気にして光吸収セルに導入し 253.7 nmの紫外線吸光度を測定して定量する方法です。

従来のバーナー中に直接試験溶液を噴霧して水銀を測定する原子吸光光度法に比べて極めて感度が高く、簡易な水銀ランプを装着したUV分光光度計を用いて測定できるなどの利点があります。

 

原理

 

還元気化原子吸光光度法は、試験溶液中にイオンの形で存在する水銀イオンHg2+を塩化第一スズ(還元剤)により還元して金属水銀Hgを生成させ、これに空気を通気して発生する水銀蒸気を吸光セルに導き 水銀固有の吸収波長253.7nmを照射して、その吸光度を測定します。

エアーポンプ、試験溶液びん、乾燥用U字管、吸収セル内を密閉循環系とし、エアーポンプを作動させて試験溶液容器内で発生する水銀蒸気を循環させる方式、図示のようなエアーポンプ(ダイアフラムポンプ)、反応びん、酸性ガストラップ、除湿器(アイスバス)を、四方コックを介して密閉系とし、還元剤添加により発生する水銀蒸気を循環させて気相中濃度を均一化後、四方コックを 90°回転させ、その気相を一気に光吸収セルに導入する循環-開放送気方式があります。

Hg