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宇宙・日本食について

 

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国際宇宙ステーション計画は人類史上初の国際プロジェクトで、アメリカ・ロシア・日本・カナダ・ヨーロッパ各国の16ヶ国が参加しています。 

 

国際宇宙ステーションの主な目的は、宇宙環境を使用しての様々な実験を行い、その成果を今後の宇宙開発や産業などに役立てるほか、地球観測や天体観測、近い将来予定されている月面基地建設と火星有人探査の中継地点としての利用も考えられています。

国際宇宙ステーションに長期滞在しているクルーは、宇宙ステーションという閉鎖された空間でのミッションで大きなストレスが生じるため、人の基本的生活要素となる衣食住のうち特に食事を重要視し、肉体面・精神面のストレス軽減に考慮しています。

 

宇宙食の歴史は古く、宇宙空間で初めて食べ物を口にしたのは、1961年8月のヴォストーク2号に搭乗した旧ソ連のチトフ宇宙飛行士で、47年前のことです。アメリカの宇宙食は1962年のNASAマーキュリー計画(1962-63年)の頃より始まり、最初は、チューブに入った簡単な宇宙食でした。

現在のスペースシャトルでは、宇宙食の種類も増え、日常の食品に出来るだけ近い形の宇宙食が食べられるようになり、食事のもつ栄養供給以外の役割も大きくなっています。

日本でも宇宙食の開発が進み、「いなりずし」、「やまかけ天ぷらそば」、「あんかけ五目うどん」、「お好み焼き」、「やきとり」等9品を持ち込みました。これらは土井隆夫さんのリクエストで日清食品と宇宙航空開発機構(JAXA)が共同開発したものです。

 

宇宙日本食は、宇宙航空開発機構が2006年11月に認証基準を公開し、昨年度に12メーカー29食品(表1)が認証されています。

表1 認証された宇宙日本食

会社名

食品名

味の素株式会社

たまごスープ

尾西食品

白飯、赤飯、山菜おこわ、おにぎり鮭

カゴメ

トマトケチャップ、野菜ソース、野菜飲料ゼリー(トマト、ニンジン)

キユーピー

マヨネーズ、白がゆ

日清食品

しょうゆラーメン、シーフードラーメン、カレーラーメン

ハウス食品

レトルトビーフカレー、レトルトポークカレー、レトルトチキンカレー

マルハグループ

サバの味噌煮、イワシのトマト煮、サンマの蒲焼

三井農林

粉末緑茶、粉末ウーロン茶

明治乳業

アミノ酸ゼリー

山崎製パン

ようかん(小倉、栗)

ヤマザキナビスコ

黒飴、ミントキャンディー

理研ビタミン

わかめスープ、お吸い物

 

宇宙日本食は宇宙空間で事故等が無いよう高い安全性が要求されます。宇宙日本食の認証には数十項目の条件を満足する必要があり、衛生性、栄養性、包装の完全性などの厳しい審査基準をクリアしなければなりません。

これら宇宙日本食は、国内の最高レベルの安全な食品といえますが、残念ながら一般には販売されていないようです。

現在、日本での食糧事情は自給率が40%を下回り、多くを外国からの輸入に頼る危機的な状態であり、また昨年度から続いた食品偽装問題や中国製冷凍ギョウザ事件、一部のメーカーの不祥事から食品業界全体への信用が失われようとしています。

一般の私たちが日常的に食されている食品には、宇宙食ほどの厳しい基準は設けられていませんが、せめて子供からお年寄りまでが安心して食べることの出来る安全な食品であってほしいものです。