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食品中のポリフェノール総量分析について

 

p-phenol  

健康志向の高まりにより食品に含まれるポリフェノールが注目されています。

弊社では、総ポリフェノールの分析サービスをご提供しておりますが、分析法と分析サービスの概要についてご紹介します。

 

ポリフェノール類

 

ベンゼンなどの芳香環に結合した-OH(フェノール性水酸基)を有する化合物は、ポリフェノール化合物と呼びます。

お茶のカテキン、赤ワインのプロアントシアニジン、ブルーベリーのアントシアニジンなどが、このグループに入ります。

 

ポリフェノール類の定量分析法

 

一般的なポリフェノール類の総量分析方法としては、フォーリン・チオカルト法(Folin・Ciocalteu)とフォーリン・デニス法(Folin・Denis)があります。

どちらも、フォーリン試薬(フェノール試薬)を用いた分光吸光光度法です。

 

フォーリン・チオカルト法は、フォーリン試薬がフェノール性水酸基によって還元され呈色することを利用しています。

フォーリン・デニス法は、アルカリ性でフェノール性水酸基がリンタングステン酸、モリブデン酸を還元して生ずる青色を700~770nm で分光光度計で定量します。

両分析法とも、還元性物質との反応を利用していますので、還元性物質たるビタミンCが大量に含まれる食品を定量する場合、ビタミンCの影響を考慮しないと過大な値になるおそれがあります。

そのため、検体中のビタミンCを別に定量して総ポリフェノール値から差し引いて補正する必要があります。

 

フォーリン・チオカルト法は、茶葉や茶飲料のポリフェノール総量の分析法として ISO の公定法(ISO14502-1:2005)に採用されています。

ISO 14502-1:2005

Determination of substances characteristic of green and black tea -- Part 1: Content of total polyphenols in tea -- Colorimetric method using Folin-Ciocalteu reagent

 

フォーリン・デニス法は、ワインや蒸留酒に含まれるタンニン(ポリフェノールの一種)分析法として AOAC International の公定法(AOAC Method 952.03,955.25)に採用されています。

 

国内では、緑茶に含まれるポリフェノールの準公定法として「酒石酸鉄吸光光度法」が採用され、カテキンが大半を占める場合に適用が可能です。

「酒石酸鉄吸光光度法」は、フェノール性水酸基が鉄と定量的に反応してキレートを形成し、青色を呈する現象を利用しています。

日本食品標準成分表における緑茶中のタンニンの定量分析に採用されています。

 

弊社のポリフェノール総量分析について

 

弊社では、「フォーリン・チオカルト法」を用いて分析いたします。対象食品は、チョコレート・ココア類以外の食品です。

報告値は、(+)・カテキンに換算した値となり、そのまま商品パッケージへ総ポリフェノール値として表記に用いることができます。

 

必要な検体量:  100g以上

定量下限値  :  0.1g/100g (+)-カテキンに換算した値となります。

納   期  :  10営業日

 

総ポリフェノール含量の10%程度のビタミンCが含まれている場合、別途、分析値補正のためビタミンC定量分析が必要となります。(検査料金別途要)

 

検査内容について、ご不明な点などございましたら、営業部又は理化学分析部まで、お気軽にお問合せください。(TEL:06-6648-7157)