食品の放射能測定 | 食品理化学検査 | 食品検査 | 株式会社 東邦微生物病研究所

カテゴリー

 
  このエントリーをはてなブックマークに追加
250-7
  LINEで送る
250-7
250-7 download access-map biginners_help annai-5土曜日も営業対応しています。電話、E-Mailでお気軽にご相談ください。 campaign 技術的なお問合せには検査担当のスタッフが丁重にお答えします kyoninka-touroku

食品の放射能測定

福島第一原子力発電所事故に伴う食品への放射性物質の汚染について、スクリーニング検査とGe検出器による精密分析のサービスをご提供しています。
スクリーニング検査は、高感度・高精度なNaIシンチレーション・スペクトロメーターで迅速に核種同定分析します。
不検出又は基準値未満であることの確証が速やかに得られ、生鮮食品の販売・使用などのタイムラグが問題となるようなケースでは最適な検査です。

CAN-OSP-NAI  

簡易核種同定分析によるスクリーニング検査

弊社所有のヨウ化ナトリウム・シンチレーション・スペクトロメーター(日立・アロカ社製 Model CAN-OSP-NAI)は、ヨウ素131,セシウム134,セシウムCs137の核種を同時に分離測定できます。

「緊急時における食品の放射能測定マニュアル(平成14年3月厚生労働省)」に記載のスクリーニング法に基づいて測定しますが、ゲルマニウム検出器と比較して高感度であることから基準値未満であることを迅速にご報告できます。

殆どの検体は基準値未満であることと検査コストを考えますと最適な検査サービスとなっております。
尚、スクリーニング検査において、基準値を超過するおそれのある結果が得られた場合、ゲルマニウム検出器による精密分析によって放射能濃度を確定されることをお勧めします。

食品の放射能測定のご案内

まずは、お問合せ入力フォーム、電子メール、電話にてお問合せください。
当日報告などの至急対応につきましては、予めご相談下さい。
検体数が多い場合、検体数に応じて検査料金の割引がございますのでご相談ください。
高濃度の放射能に汚染されたモノについては、測定をお受けすることができませんのでご了承ください。

NaI・シンチレーション・スペクトロメータによるスクリ-ニング検査

検査項目 : 放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)、放射性ヨウ素131
測定下限 : 放射性セシウム(セシウム134+セシウム137)概ね25 Bq/kg
検体種別 : 食品(肉、米、野菜、果実、魚、茶、加工品など)
検査方法 : 「緊急時における食品の放射能測定マニュアル(平成14年3月厚生労働省)」
検査価格 : 7,000円(消費税は含みません)

測定時間と測定下限値

一般的に測定時間を長くするほど測定下限値は下がっていきます。

 

測定時間と測定下限値の関係(メーカー提供)
測定時間(分) 10 15 20 30 40 50 60 90 120 240 480
測定下限値(Bq/kg) 30.0 24.5 21.2 17.3 15.0 13.4 12.2 10.0 8.7 6.1 4.3

※上記の表は、あくまで参考例です。測定下限値は、測定時間のほかに試料量、試料密度によって大きく異なります。
※上記の測定下限値は、単独核種で計算しています。

 

測定機器について

機器の構成は、Canberra社製のNaIシンチレーションスペクトロメータ、3インチNaIシンチレーション温度補償型プローブ、γ線スペクトル解析ソフトウェアGenie2000 Basicとなっています。
γ線の計数効率の校正は、Canberra社の効率校正プログラムLabSOCSによって行います。また、エネルギースペクトルの校正は、塩化カリウムに含まれるK40を用いて実施します。
公定法では、実試料用の容器と同一の形状、密度の標準線源を作成し、得られたデータで定量に必要な計数効率曲線を得て、放射能濃度を算出しますので、最も信頼性の高いデータが得られます。しかし、例えば、茶葉用の効率校正曲線を用いて米などを測定すると、密度が大きく異なるため測定結果に大きな誤差が生じるため、測定試料ごとに標準線源を作成する必要があります。
Canberra社製の効率校正プログラムLabSOCS/ISOCSは、標準線源を使用しないで、試料容器形状、素材、厚さ、試料密度、試料種別、検出器距離などのパラメータに基づいて3次元モデルを作成し、検出器の特性データと3次元的な計算処理によって効率特性曲線を生成しています。この効率校正方法は、食品のような多種多様な試料に対応するには最適な方法といえます。

ゲルマニウム半導体検出器による放射能濃度・確定検査

検査項目 : 放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)、放射性ヨウ素131
測定限界 : 10Bq/kg(1~2時間測定)
検体種別 : 食品(肉、米、野菜、果実、魚、茶、加工品など)
検査方法 : 「緊急時における食品の放射能測定マニュアル(平成14年3月厚生労働省)」
検査価格 : 20,000円

提携先への外部委託検査となります。

検体の採取

検体は、1~2kgをお送りください。なお、比重の軽いモノは、1~2Lの容器に詰められるだけ詰めてください。
少量の場合は、別途ご相談下さい。

 

報告

スクリーニング検査の通常納期は、2~3営業日です。また、測定結果を電話・FAXにて速報できます。
スクリーニング検査において、基準値を超過するおそれがある結果(スクリーニング基準: 基準値の1/2以上)が得られた場合は、ゲルマニウム検出器による放射能濃度の確定検査についてご相談させていただきます。
なお、基準値を上回る検体につきましては、検査後に検体をご返却させていただく場合があります。

 

放射性セシウムの規制値(厚生労働省)

食品  食品の区分 基準値
濃度(Bq/kg)
飲料水 ミネラルウォーター類(水のみを原料とする清涼飲料水) 10
飲用茶(茶を原料とする清涼飲料水及び飲用に供する茶※1)
牛乳 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和26年厚生省令第52号)
第2条第1項に規定する乳及び同条第40項に規定する乳飲料
50
乳児用
食品
乳児の飲食に供することを目的として販売する食品 50
一般食品 上記以外の食品※2 100

※1 飲用に供する茶については、原材料の茶葉から浸出した状態に基準値を適用する。
※2 乾しいたけ、乾燥わかめ等原材料を乾燥したものを通常水戻しして摂取する乾燥き
   のこ類、乾燥海草類、乾燥魚介類、乾燥野菜については、原材料の状態及び水戻しを
   行った状態の両方に基準値を適用する。また、食用こめ油の原材料となる米ぬか及び
   食用植物油脂の原材料となる種子については、原材料から抽出した油脂に基準値を適用する。

【経過措置】
一部の食品について、その含有する放射性セシウムの濃度に関し、次のとおり経過措置を設ける。
1.平成24 年3月31 日までに製造、加工又は輸入された食品のうち、飲料水並びに牛乳及び乳製品にあっては200ベクレル/kg を超える放射性セシウムを、それ以外の食品(米、牛肉及び大豆並びにこれらを原材料として製造、加工又は輸入された食品を除く。)にあっては500ベクレル/kgを超える放射性セシウムを含有するものであってはならないこととする。
2.米及び牛肉は、平成24 年9月30 日までの間は、500 ベクレル/kgを超える放射性セシウムを含有するものであってはならないこととする。
3.米及び牛肉を原材料として平成24 年9月30 日までに製造、加工又は輸入された食品は、500ベクレル/kg を超える放射性セシウムを含有するものであってはならないこととする。
4.大豆は、平成24 年12 月31 日までの間は、500 ベクレル/kg を超える放射性セシウムを含有するものであってはならないこととする。
5.大豆を原材料として平成24 年12 月31 日までに製造、加工又は輸入された食品は、500ベクレル/kg を超える放射性セシウムを含有するものであってはならないこととする。
【根拠法令】
食品衛生法(昭和22 年法律第233 号)第11 条第1項

 

関連外部リンク

緊急時における食品の放射能測定マニュアル(平成14年3月厚生労働省)
 
緊急時における食品の放射能測定マニュアルに基づく検査における留意事項(平成23年4月20日厚生労働省)
 
放射能汚染された食品の取り扱いについて(平成23年3月17日厚生労働省)
 
牛肉中の放射性セシウムスクリ-ニング法の送付について(平成23年7月29日厚生労働省)
 
「放射性物質と食品に関するQ&A」(食品安全委員会)
 
「食品と放射能Q&A」(消費者庁)