クレーム品(異物等)検査 | 食品理化学検査 | 食品検査 | 株式会社 東邦微生物病研究所

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クレーム品(異物等)検査

食品に混入した異物の特定と混入原因の調査は、クレーム対応や再発防止対策に重要な検査です。
経験豊富な異物検査専門スタッフが、再発防止・予防対策をサポートいたします。

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製造物責任法(PL法)の施行により食品の安全性・品質に対する消費者の意識が飛躍的に高まり、食品の異物混入に関わるクレーム対応においては異物の特定・混入原因について説明責任を求められることが多くなっています。

また、クレーム対応の進め方如何によっては、企業イメージのダウンとなるケースも起きています。

弊社は、クレーム品の様々な異物の鑑定・検査体制を整え、経験豊富なスタッフが再発防止・予防対策に有効なアドバイスさせていただきます。

 クレーム品検査のご案内

まずは、電子メール、お問合せ入力フォーム、電話にてご連絡ください。

納期、検査料金につきましては、検査物や異物の種類、混入状況、検査内容などにより大きく異なります。

どのレベルまで異物調査を進められるのかについて、詳細な打ち合わせをさせていただきお見積いたします。

 

※検査物の種類、状態により、調査しても異物を特定することができないケースがあります。

※極微量のため明らかに検査が困難な場合などは、検査自体をお受けできないこともあります。

検査物の送付方法

異物は、セロテープなどで貼り付けたりしますとテープ粘着物質が付着して検査できなくなる場合があります。

適当な容器、袋などに収納するか、ラップなどで包んでご送付下さい。

異物だけを抽出されるより、異物が混入した食品を含んだ状態のままでお送りください。

検査物は、 クール宅配便(送料元払い)でご送付ください。また、当社の集荷スタッフによる回収も行っております。

検査の内容

異物種別による主な検査手法をご紹介します。

 

異物種

鑑別・検査方法

ibutsu-1カビ・細菌

鏡検観察により、カビや酵母の糸状菌の有無を確認します。

グラム染色して細菌を観察し、さらに培養して確認します。

細菌検出時は、菌種同定試験を実施します。

ibutsu-2昆虫・生物

昆虫・寄生虫を鑑別し、名称・生息場所・病害性などの情報を収集します。

昆虫・寄生虫でない場合、更に鑑別を実施します。

ibutsu-3植物

顕微鏡観察により、植物組織や髄質を確認します。

呈色試験(セルロース反応・リグニン反応)を実施します。

植物種の特定することはできません。

ibutsu-4毛髪・獣毛・繊維

獣毛や人毛などについて、キューティクルの確認や鏡検による髄質確認します。

繊維は、鏡検観察の他、染色試験、燃焼試験、反応試験を実施して、化学繊維・天然繊維などを特定します。

ibutsu-5血痕

ルミノール反応・ベンチジン反応によって確認します。

哺乳類が対象ですが、哺乳類の分類はできません。

ibutsu-6骨片・貝殻・石・ガラス

外観観察、カルシウム反応による発泡試験、機器分析など実施します。

生物種や骨の部位、石やガラスの種類の特定はできません。 

ibutsu-7ゴム片、樹脂類

FT-IR(赤外分光光度計)で定性試験を実施します。

顕微鏡観察の他、染色試験、燃焼試験、比重試験、反応試験などを実施して材質を推定します。

例:プラスチック(PET,PE,PP容器) 包装材片、エポキシ樹脂、塗装片

ibutsu-8金属類

SEM-EDX(エネルギー分散型X線分光計)を用いて含有する金属元素を定性・定量します。

例: 金属(機械の磨耗粉、刃物の破片、ニッケル材、メッキの剥離片)

比較検査

クレーム品と正常品について比較した検査を実施します。

異物と指定物質が同一か否かを鑑定します。

顕微鏡観察や定性試験による比較も実施します。

 異味・異臭

複数人のパネラーによる官能試験です。 

ibutsu-9変色調査

食品の表面や内部の変色を、鏡検観察を中心に、最適な検査試験を適用して原因を特定します。

ただし、変色原因には様々なものがあり特定が困難なケースもあります。

主な検査方法

検査方法の概要についてご説明します。

 

検査法

検査概要

鏡検

光学顕微鏡を使用し、異物外観・内部を詳細を観察して推定を行います。

X線分光分析(金属)

異物にX線を照射し特性X線スペクトルを分析して元素の種類と組成を測定します。

フーリエ赤外分光分析
(FT-IR)

赤外光を用いて、有機物の赤外吸収スペクトルを測定します。タンパク質・油分・糖質・合成樹脂などが確認できます。

燃焼試験

異物を燃やして燃焼性の有無を判定します。燃焼時の臭いや煙を観察します。

 溶解試験

異物が水・有機溶剤、酸・アルカリ溶液等に溶解するかを検査します。

 官能試験

複数人のパネラーが味覚・臭覚を用いて判定します。

 スンプ試験

毛髪などの表面を確認するため、スンプ液を用いてプレパラートを作成し光学顕微鏡で観察します。

フロログルシン反応

リグニンの有無を確認して、植物由来かどうかを鑑別します。 

ルミノール反応 

血痕のヘモグロビン由来の鉄分にルミノール試薬を噴霧すると青白く発光する現象を利用して確認できます。

ベンチジン反応

血痕にテトラメチルベンチジンと過酸化水素を添加すると、ヘモグロビンの触媒作用により青紫色に発色する反応を利用して確認します。

ヨウ素でんぷん反応

ヨウ素によるデンプンの呈色を検出します。

キサントプロテイン反応

濃硝酸によってタンパク質が黄色になる性質を利用して、タンパク質の有無を確認します。

色素染色法

脂肪分を色素で染色して確認します。

アンスロン反応

糖類・糖タンパクがアンスロン試薬と発色することを利用して糖類の有無を確認します。

セルロース反応試験

植物細胞壁のセルロースをセルロース分解酵素により分解して消失の無化を確認します。蛍光色素によって染色し鏡検検査で確認します。

カルシウム反応

塩酸を滴下しカルシウムとの反応で生成する発泡を確認して、歯や骨を鑑別します。

カタラーゼ活性試験

昆虫、その他節足動物、獣毛、毛髪、落下皮膚片等に含まれる生体内のカタラーゼ酵素を確認する試験です。

ただし、毛根部が欠落、昆虫の卵殻、脱皮殻、羽化後の蛹、微小サイズ、微生物が反応妨害する発酵食品、腐敗食品 カビ付着物などは、試験できません。

タンパク質酵素の一つであるカタラーゼは、生物の細胞中に多く存在します。過酸化水素と反応して水素を発泡します。しかし、一旦加熱され変質するとこの性質が無くなります。従って、加熱工程前後の混入時期を推定する事ができます。

 

報告

顕微鏡を使用した鑑定には、鑑別結果についてコメントいたします。

また、異物の由来や、健康への危害の有無など分かりやすくご報告いたします。