大量調理施設従事者向け「検便」 | 検便検査(腸内病原性微生物検査) | 臨床検査 | 株式会社 東邦微生物病研究所

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大量調理施設従事者向け「検便」

HACCPの概念に基づいた厚生労働省ガイドライン『大量調理施設衛生管理マニュアル』

「大量調理施設」は、「同一メニューを1回300食以上又は1日750食以上を提供する調理施設」と定義しています。
調理従事者等の衛生管理として、次のとおり、定期的な検便が義務づけられています。
調理従事者等は臨時職員も含め、定期的な健康診断及び月に1回以上の検便を受けること。
検便検査には、腸管出血性大腸菌の検査を含めること。
必要に応じ10月から3月にはノロウイルスの検査を含めること。

対象となる方は、集団給食センター、弁当調理施設、ホテル厨房などの調理担当者、食品の盛り付け・配膳などのスタッフです。

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 Wikipadiaより引用

  学校給食施設における腸管出血性大腸菌O-157食中毒事件が相次いだ翌年の平成9年、厚生省は「大量調理施設衛生管理マニュアル」を通知しました。

10年以上が過ぎた今、集団食中毒発生件数は減少化していますが、一方、ノロウイルス集団感染が大きく増加しています。

本マニュアルは、平成20年には、ノロウイルス対策が盛り込まれ、平成25年、28年には更にノロウイルス対策が強化され、平成29念には調理従事者の健康状態の確認及び記録の実施等について改訂されています。

 

 国立感染症研究所の統計を見ますと、腸管出血性大腸菌感染症のうち、O157が過半数を占め、O26が約2割、その他の血清型も約2割を占めています。

食中毒の予防には、それら腸管出血性大腸菌を含む5項目セット (赤痢菌、サルモネラ(パラチフスA菌、チフス菌含む)、腸管出血性大腸菌O157、O111、O26)の検便を定期的に実施し、更にノロウイルス流行期には、ノロウイルス検査も追加されることをおすすめします。 

大量調理施設従事者向け「検便」のご案内

検便は、月1回の定期的な検査をお勧めします。

数名から数千名規模の定期検査まで幅広く対応しております。

まずは、お問合せ入力フォーム、電子メール、電話でご相談ください。

検査の内容と検査料金のご案内、お見積書の作成をいたします。

なお、繁忙期は、若干納期が遅延する場合がありので、ご依頼の前にご相談ください。

 

検査ご依頼のフローは、「検査手順の概要」をご覧ください。

  

検査内容

【腸内病原性細菌検査】

弊社では、感染症として指定された検査(赤痢菌、サルモネラ属菌(パラチフスA菌、腸チフス菌を含む)、腸管出血性大腸菌O157)の他、腸管出血性大腸菌(O26・O111)やカンピロバクター、ノロウイルス等の検査も実施しています。

検 査 項 目

セット

 セット1    

 セット2   

 セット3   

 セット4   

赤痢菌

サルモネラ属菌
(腸チフス、パラチフスA含む)

腸管出血性大腸菌O-157

 

 

腸管出血性大腸菌O-26

 

 

 

腸管出血性大腸菌O-111

 

 

 

腸管出血性大腸菌(EHEC)

 

 

 

コレラ

 

 

 

 

腸炎ビブリオ

 

 

 

 

カンピロバクター

 

 

 

 

ベロ毒素産生試験

 

 

 

 

納期(営業日)

5~11

5~11

5~11

5~11

※検出血清型は、O-157,O-26,O-111を含むO抗原約50種を判定します。

 

主な腸内細菌の概要

赤痢菌

汚染食品から経口的に感染し感染症腸炎を起こします。

症状は、48時間前後の潜伏期間の後、発熱、腹痛、下痢、 時には嘔吐を引き起こします。

サルモネラ属菌

汚染された卵、肉類とその加工食品の摂取によって感染します。

喫食後、12時間~48時間で発症し、吐き気と腹痛の後、発熱と 下痢を引き起こします。

腸管出血性大腸菌O157

家畜や感染者の糞便に汚染された食品や水の飲食により感染します。

症状は、潜伏期間2~7日後に臍から下腹部間への激しい腹痛と下痢を 起こし血便が出ることもあります。

チフス菌・パラチフス菌

感染者の糞便に汚染された食品や水の飲食で感染します。

症状は、潜伏期間14日前後に39℃以上の高熱とともに、脈が遅くなる、 バラの花状の赤い斑点、脾臓の腫れ、下痢などを引き起こします。

腸炎ビブリオ

生の魚介類や加工品を介して感染します。

喫食後、8~24時間後に激しい腹痛と下痢を引き起こします。

カンピロバクター

食品、ペットなどから感染します。

潜伏期間は2~7日であり、症状は、発熱、倦怠感の後、 吐き気、腹痛を起こします。

 

[ノロウイルス検査]

検査方法

検査料金(円)

通常納期

RT-PCR法(遺伝子増幅法)

4,000

3営業日以内

EIA法(酵素免疫法)

4,000

3営業日以内

RT-PCR法におけるG1:G2の個別検出は実施していません。G1:G2の個別検出をご希望の場合は、オプション料金となります。

EIA法は、集団感染発生時の迅速検査、胃腸炎発症者の迅速検査として利便性に優れています。

GⅡ17、GHP17の検査は可能ですが、GⅡ17、GHP17を個別に確認することができません。

 

検査費用には、検査用資材などの検査必要な全費用を含み、発送箇所数・人数・年間回数などにより変動いたします。

また、検体数に応じて割引がございますので、詳細は弊社営業部までお問合せください。

検査のお申し込み

検便検査依頼書、新規検査申込書(新規の方のみ)、受検者名簿をお送りください。

※受検者名簿には、御社名・部署名・受検者様のフルネームを記載してください。

※検便の管理を担当される責任者の方は、こちらの「検便依頼名簿の提出のお願い」の熟読をお願いいたします。

 

腸内病原性細菌検査キットと採便方法

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検査キット一式が届きましたら、内容をご確認ください。

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採便方法 

採便管は、下記の手順で便を採取してください。

1.まず、未記入のシールの場合はお名前など記入した後、採便管に貼ってください。

2.キャップを取り外してください。

3.キャップに付属しているスティックを便に刺して採取してください。(少量で検査可能です。)

4.便を採取した後は、キャップをしっかり閉めてください。

「名前シール付き検便用検体袋の使用方法」は、こちらをご覧ください。

注意点

※便が目視確認できない検体は、検査ができない場合があります。

 

検便の詳しい採取方法と採取時の注意事項については、下記のアイコンをクリックしてください。

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こちらのお役立ち情報ページ「検便における正しい採便方法」も併せてご覧ください。

 

採便後の検体の保管

採便容器は、採取後、すぐに返送することが検査精度の点から好ましいのですが、すぐに返送できないときは、冷蔵保管されるか、若しくは直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。

 

返送方法 

採便後、1週間以上保管された便では正しい判定ができない場合がありますので、なるべく早くご返送ください。

 

ノロウイルス検査キットと採便方法

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 採便方法

(1) 採便容器に、まず所属・氏名をご記入ください。(印字済みの場合は不要)

(2) 採便スティックのスプーン部分を便に刺して、小指第一関節程度の量を採取してください。

  ※固形便の必要最小採取量は、およそ小指の爪サイズの量です。

  ※下痢便の場合は、採便容器蓋に付属のスプーンで2杯程度採取してください。(0,5mL)
  ※便器内の溜まり水に便を接触させないようにしてください(ウイルスが薄められてしまうため)。

  ※トイレ洗浄剤を使用している場合、ウイルスが失活して正確な検査結果が得られない場合があります。

  ※ウイルス検査なので、女性は生理中でも問題はありません。

  ※腸内細菌用の採便容器は、ノロウイルス検査に使用できませんので、ご注意ください。

 

(3)ねじ込みキャップは、便が漏れないように最後までシッカリと閉めてください。

 名前シールの貼付を再度確認の上、検体袋に入れてジップロックを必ず閉めてください。

採便後の検体の保管 

 採便後、採便容器は冷暗所にて保管してください。
  ※できれば、冷蔵庫内で冷蔵若しくは冷凍での保管が望ましいといえます。

  ※冷蔵庫保管ができない場合、保冷ボックス内で保冷剤や氷を利用して冷却し保管してください。

  ※ノロウイルス・ロタウイルス検体は、感染性が強いため取扱いに細心の注意が必要です。

検体の返送

検査結果の精度の点から、検体は、冷蔵若しくは冷蔵によるご返送が望ましいですが、保冷剤を入れた(密封容器(クーラーボックス、発泡スチロール箱など)による常温配送も可とします。

ただし、常温配送の場合は、その旨を弊社まで予めご連絡ください。

採便後、速やかに検査することが検査精度の点から望ましいですが、「直ちに提出することができない」、「宅配便利用のため翌日発送となる」などの事情がございましたら、弊社までご相談ください。

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集荷スタッフによる回収(巡回地域のみ)

弊社の集荷スタッフが専用車で、ご希望の日時に回収にお伺いいたしますので、返送作業にお手を煩わされることがありません。

回収の日時は、予めご予約お願いします。なお、土曜日・日曜日・祝日は、回収業務が休業となっておりますのでご了承ください。

 

検査

検体到着次第、直ちにラボで検査を開始いたします。

未採取・検便検査不能についての判定基準については、こちらをご覧ください。

詳細な検査フローチャートは、こちらをご覧ください。

 

報告

検査からご報告まで個人データはバーコードで一括管理し、すべての検査情報は社内サーバーコンピュータ内にプライバシーポリシーに沿って個人情報を厳格に管理しています。

 

未提出者に関する速報、個人毎の提出率や結果一覧表、電子データによるお渡しなどについて、多彩なオプションサービスをご用意しておりますので、ぜひご利用ください。

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腸内病原性細菌検査の報告期間(通常営業日数)について

「陽性」判定の場合、速報として検体受付後4営業日で電話にてご連絡いたします。また、対応策についてもアドバイスさせていただきます。

「陰性」判定の場合、通常納期にて検査結果報告書をご送付いたします。なお、繁忙期は、若干納期が遅延する場合があります。

検便陽性時の対応手順については、こちらをご覧ください。

  

至急対応におけるノロウイルス陽性者のご連絡について

午前中受付の検体は、当日夕方に判定結果を電話でご連絡できます。(検査報告書の発行は翌日となります。)

午後受付(16:00頃まで)の検体は、翌日の午前中に判定結果を電話でご連絡できます。(検査報告書は17:00頃までに発行いたします。)

なお、検査が混み合っている場合がありますので、至急対応の可否につきましては、事前にご確認ください。

簡易定量による(1+、2+、3+)の表記は、陽性速報としてご連絡できます。この表記は、数値が大きいほど、ウイルス量が多いことを示しているといえますが、感染力の程度やウイルスの体外排出スピードとの因果関係は明確ではありません。

 

検関連外部リンク

腸管出血性大腸菌感染症Q&A(一般の方向け)(厚生労働省)

一次、二次医療機関のための腸管出血性大腸菌(O157等)感染症治療の手引き(改訂版)(厚生労働省)

腸管出血性大腸菌感染症(国立感染症情報センター)

家庭や施設における二次感染予防ガイドブック(患者さん・ご家族等向けパンフレット)(東京都福祉保健局)

大量調理施設衛生管理マニュアル(平成9年3月24日付 衛食第85号別添)最終改正:平成29年6月16日(生食発0616第1号)

ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)

感染症の話~ノロウイルス感染症~(国立感染症研究所)

社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル(東京都保健福祉局)

知ろう!防ごう!食中毒 ~ノロウイルスによる食中毒~(社団法人 日本食品衛生協会)

ノロウイルス関連情報(大阪府立公衆衛生研究所)

感染症胃腸炎(ノロウイルスを中心に)(東京都感染症情報センター)

島津製作所「遺伝子検出装置」

社団法人 日本衛生検査所協会

社団法人 日本臨床衛生検査技師会

社団法人 大阪府臨床検査技師会